筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科 受験記

お久しぶりです。馬刺し(@dream_exp)です。

 

夏の院試に落ちて危うくプー太郎になるところでしたが、なんとか2月の院試で志望先研究科に合格することができたので、受験記としてまとめておこうと思います。なお、記載されている情報は2019年3月2日現在の物になりますので、ご了承ください。

 

大学院は2校受験したので、今回は「筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科」について書きます。ここはあんまりネットに情報が載ってないので、ブラックボックス感強い研究科ですよね。

www.slis.tsukuba.ac.jp 

選抜方法みたいなのは↑のページに書いてあります。

 

入試その1:8月期受験

僕は高専での成績がカスだったので一般入試で受験しました。図書館情報メディア研究科の一般入試は8月と翌年2月の2回行われます。
採点はTOEIC 100点(スコア830点を満点とし、それを100点分に換算)、面接(研究計画についてのプレゼン)300点の計400点満点で行われます。面接が300点も占めてるので、かなり博打感ありますよね。

8月期入試は、7月の中旬ぐらいに研究計画付きで出願書類を提出し、8月の下旬に試験という日程です。僕はLightField × HDRIみたいなテーマで研究計画を書き出願。TOEICは確か620点で提出した覚えがあります。

面接は面接官(研究科の教員)の前で研究計画について7分程度のプレゼンをした後に、質疑応答が15分〜20分程度行われます。

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落ちるとも知らず、まつりつくばで買ったかき氷を美味しそうに頬張る筆者

本番では研究計画を説明したのですが、見事に落ちました。

この時の反省点としては

  • 別にここの研究科じゃなくても良くない?感が面接官からめっちゃ伝わってきた
  • その研究結局何に役立つの?が面接官にうまく伝わってなかった
  • 図書館系の先生と情報メディア系の先生が混在しているので最大公約数的なプレゼンが求められることを失念していた

この3つでした。

これは他の大学院入試でも言えることですが、やはりこの研究科で研究する必要性みたいなものを正しく訴求する必要があって、僕はただ淡々と研究発表のごとく研究計画を発表してしまったので、そう捉えられても仕方がなかったな、と今振り返っても思います。

また、研究の成果がどのように役立つか、という点は、研究計画の中でロジックについての説明に時間を割きすぎてしまったあまりに、伝えられなかったと感じました。

3つ目は、まあ試験官をどうやって構成するかちょっと考えたら対策できそうなことではあるんですが、図書館系の方にも伝わるようなプレゼンをすることがとても肝だと感じました。

 8月期は落ちましたが志望校を変えるつもりは全くなく、2月に再度受験することを決めましたが、2月の方が定員数から見ても明らかに狭き門になりそうだったので、精神的にとても不安定な半年になりました。

入試その1:2月期受験

8月期同様に、今度は年末に研究計画を添えて出願書類を提出。TOEICのスコアは705点で提出しました。

今回は、今高専で取り組んでいる研究をベースにしたテーマで提出しました。8月期に落ちたのに懲りずに今回もギリギリに研究計画を書いて出したので、正直8月のことがフラッシュバックしそうになりながら年越し。

年明けに「受験者心得」という書類がWebサイトに掲示されるのですが、今回も8月と同じぐらいの人数が受験してて、心の中では終わったなと思ってました。

そんなこともあって受験のモチベーションも上がらなかったので、プレゼンを作ったのは試験直前でした。山口からつくばに移動してる間もKeynoteをイジイジしてたぐらいです。

今回は8月の受験の結果から、

  • 自分が研究/課外活動を通じて行ってきたことと、図書館情報メディア研究科の親和性の高さ → ここに来る意味を訴求する
  • 技術的にコアな部分は質問時に答えるようにして、ふわっとしたイメージで良いので、正しく研究の完成図と意義を捉えてもらう
  • どちらの分野の方にも伝わるプレゼン

この3つをフィードバックしました。前の日とかもゴリゴリスライド作ってたんですけど、なんか手を動かしてると不思議といけそうな気がしてきたので、そのまま朝を迎えて面接を受けました(アホ)。

今回はフィードバックの甲斐あって、かなり面接官の方にも納得していただけた感じがしました。帰りの東京までのバスはなんだかとても穏やかな気分でした。

2週間ぐらいして合格発表があったんですけど、面接のフィーリングや良かったとしてもまあ普通に倍率高そうだったので落ちてるだろうと思ってたら、なんと自分の受験番号が載ってて大層びっくりしました。結果として2月も8月と同じぐらいの倍率(約2.5倍ぐらい?)だったようで、なんとか救われた気持ちです。

 

受験を終えて

やはり面接のウエイトがかなり大きいので、面接官との相性に左右される部分も多いというイメージでした。あとTOEICスコアは多少なりとも合否に影響してくるので、お早めの対策を。図書館情報メディア研究科はIPテストのスコアも提出できるので、公開テストとIPテストをひたすら受けておくのがオススメです。

それにしてもギリギリ首の皮一枚で進路を決めることができてホントに良かった。春からはつくばにいるので、お近くの方よろしくお願いします。

 

次回はIAMAS受験編書いていきます!